ナツメくんの人気者理論【完】


そして…ナツメくんが学校に来たのは、1時間目が始まるギリギリの時間だった。




キーンコーンカーンコーン




『やべっ!』




ガラッ




チャイムと同時に飛び込んでくる。




薫ちゃんは、呆れたような顔でナツメくんを見ていた。




『ナツメ!チャイム鳴ったぞ!はやく、席つけ!』




数学の戸田先生に軽く怒られたナツメくんにクラス中が笑い声につつまれる。




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