ナツメくんの人気者理論【完】
本当にナツメは里緒のこと好きなんだって思った。
でもねナツメ?
あんまり里緒泣かせてると私が黙っておかないから。
そこんとこよろしく。
そう思いながら、私が不適な笑みを作った時、
〜♪
私のメールの着信音が鳴る。
危ない、危ない、先生が来る前でよかった…
そう思いながら携帯のディスプレイを見ると、
『メールぐらい毎日しなさいよね…』
それは私の大切な人からで…。
『私も里緒みたいにたまには素直にならなきゃね…』
なんて、思ってしまった。