ナツメくんの人気者理論【完】


里緒、どこにいんだよ…



オレは辺りをキョロキョロ見回してみる。




けど、なかなか見つからない。




その時、ふと、ある場所が浮かんできた。





…もしかして…




オレは階段をかけあがった。





バンッ!




着いたのは屋上。




『…っ…里緒』




少し息切れしながらも、そう呟いて顔をあげると、案の定、里緒はそこにいた。






『な、なんで…?』




里緒は驚いた表情でオレを見つめる。




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