ナツメくんの人気者理論【完】

『うわっ…』


私は、驚きを隠せなかった。



鏡にうつる自分の姿に。




髪は、薫ちゃんが丁寧にとかしてくれたおかげかいつもよりフワフワ。



唇は、ピンクのグロスでプルプルだし、



服だって、薫ちゃんのセンスのよさがあらわれていた。





『これが…私…』



パチパチと、まばたきをする。




『さぁ、そろそろナツメも待ってる頃だろうし?駅に行こうか?』




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