ナツメくんの人気者理論【完】


『嫌、離して!』


私の腕に触れた感触に吐き気がした。


バシッ



『いって』




気が付くと、思い切り男の腕を振り払っていた。




『ったく、女だからって調子のんじゃね〜ぞ?』




イライラしたような男の声に背筋が凍った。




…何…?




ニヤニヤとした表情で近づいてくる2人の男たち。




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