ナツメくんの人気者理論【完】
『そ、そうだ!次はどこ行く!?』
話題を変えようと私は、ナツメくんにそう話かけてみた。
『ん?どこでもいいよ?』
あまり興味がなさそうなナツメくん。
『えっ、さっきは私が決めたから今度はナツメくんの番!!遠慮しないで、どこでも付き合うよ?』
『…じゃ、バッティングセンター付き合って』
少し恥ずかしそうにナツメくんはそう言って私を見た。
『バッティングセンター…?』
さすが、野球部キャプテンは言うことが違う。
休みの日まで練習ってすごい。
でも…私バッティングとかしたことないんですが…大丈夫かな?