ナツメくんの人気者理論【完】
その時だった。
!!
『あ、薫ちゃん!アレとかどうかな?』
『ん…お〜いいじゃん!ナツメっぽいし!』
私の目にとまったのは、スポーツ用品店に並んでいた1枚のタオル。
なかなかおしゃれで色合いがなんとなくナツメくんっぽい。
『私あれにする!』
『うん!ナツメよろこぶよ』
薫ちゃんのお墨付きまでもらってなんだか気分がよくなる単純な私。
急いであのタオルが並ぶお店へと足を進めた。