ナツメくんの人気者理論【完】


『あ、こ、こちらこそ…いつもナツメくんにはお世話になってばかりで…』



慌てて顔の前で手をふる私にナツメくんのお母さんは、クスクスと笑みをこぼす。




『ふふ、元気なお嬢さんね〜あなたみたいな子が彼女にでもなってくれたら私も安心なんだけどな〜』




『え…いや…あはは』



そんな風に愛想笑いを浮かべていたが、内心、心臓バクバクの私。



か、彼女…




< 95 / 201 >

この作品をシェア

pagetop