女王のココロを奪うkiss(休載)
prologue
あたしたちは、ずっと喧嘩を繰り返してきた。
3歳
「あたしのおもちゃ取らないでよ!」
「やだ」
10歳
「あんたこんな年からナンパしたの!?バカじゃないの!?」
「あぁ?あー、遊んだだけ」
15歳
「男子サイテー男子嫌い男子マジキモイ」
「男目の前にしてそれ言うとかマジ失礼じゃね?」
そして高校1年のあたしたち。
「ついてこないでくれる?キモイ」
「家の方向同じっつーことにいつになったら気付くわけ?」
「知ってるっつーの!!!」
この喧嘩するだけの関係が変わったのは、祐斗が変わったから。