女王のココロを奪うkiss(休載)
中学の溜まり場に単に出入りしてたから、とうとう制服でバレたみたいだ。
「そうだ、中学の奴らもいるから外部に設置しよう」
「……なにが?」
「溜まり場兼レンの晒し場」
「……」
いよいよ規模がでかくなりすぎて族の仲間入りになるんじゃないだろうな。
「チームにする気はないからね。断じてないからね」
「俺も暴走する気はないけど……その辺は中学とはまた変わってくるからわからないだろうな」
「やーだぁぁぁぁぁぁー」
うなだれるしかなかった。
だってあたし、別に喧嘩すきじゃないっつーか、まず男が寄ってくることが嫌だっつーか……。
「今なら、軽くごまかして隠すこともできるかもしれねーけど」
ピクリ。
その言葉に私は反応した。
今なら、隠せる?
「隠せるの?何が?どこまで隠せる?」
「お前が殺姫ってこと」
「……マジで?」
「ただ、誰かが噂流す可能性もあるから、中学の奴らは脅して口封じ、溜まり場のメンバーには引き続き会って反感買わないようにすることだな」
「……え、脅すだけで済むなら隠す。あたし隠すよ」