女王のココロを奪うkiss(休載)


結果、保健室に運び込まれたのだ。



「お前バカじゃねえの」

「……」

「なんで勉強もしねーのに知恵熱出すんだバカレン」

「……うっさい」



昼休み、すでに運び込まれた保健室と早速仲良しになってしまった。

今先生は職員室らしい。

放課後までガッツリ寝たあたしは、少し体力が回復していた。



「あんたと、その……付き合う、とか、想像出来なくて……。だから祐斗のせいだ」

「あんなに熱烈なキスをした中じゃないか」

「ば!バカ!言わないでよ!!!!……別に熱烈じゃなかったよね?」

「あ?昨日の、覚えてねぇの?」

「……」

「……」





昨日……?

昨日と言えば、あれだ。

祐斗とケーキ買って帰って、進級祝いして盛り上がって。

その後?

その後……片づけして……片づけの時に水が飲みたくなって。



その後は?



……あれ。



「祐斗」

「なに」

「記憶が飛んでる」

「酒飲んだからな。しかも強いの」



……へ?


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