女王のココロを奪うkiss(休載)


でもあたしはそんなに慎重じゃない。

なぜなら……。



「それを見極めるのは祐斗の仕事」

「まぁ、いつものことだね」



信用出来るか出来ないかは、いつも祐斗に任せていることだから、あたしはそんなに疑わない。

直感でこの子は大丈夫だと思う。

それでも心配なら祐斗が調べればいい。



あたしたちはそういう関係でもある。



「小沼さん」



会話が終わってから祐斗は凛を呼んだ。

あたし凛の名前出してないのにいつの間に名前まで知ったんだコイツ。



「は、はい!?」

「昼、一緒にどうかな?」



まさか予想もしていなかった祐斗の誘いに慌てふためく凛、それとあたし。



「え、え……え!?」

「は!?アンタ何考えてんの!?凛にまで手あげるつもりじゃ……」

「俺にはかれんがいるんだからそんな事するわけないでしょ。かれんの友達と話してみたいだけだよ」



いや、そっちの意味の手あげるもあるけど、言葉で制圧する気じゃないだろうかという心配の方が強い。
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