普通のあなたと片目の私


私は泣くことに疲れて泣かなくなったんだ―――…




「…この前夕食の時に話してくれた山田さんとねー…」




私はこれまでの経緯を全て話した。


家族3人の夕食時にはあまり多くは語らなかったけど、今回は全て話した。



――何でだろう?



あぁ……きっともう自分では解決することは出来ないからだ。


そうに違いない。


だって山田さんに対する気持ちが1つも解決していないのだ。
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