普通のあなたと片目の私

お母さん……？




｢やっと美雪を見てくれる人が現れた。皆、美雪を外見しか見なかったのに…美雪自身を評価してくれたんでしょう？｣




そうだった…


七海さんと山田さんは私を好きだと言ってくれたんだ。




｢でも、もしそれが嘘だったら……？｣




今は信じることが出来ない。


あの私に向けてくれた笑顔も話していた時間も全て私を内では嘲笑っていたんじゃないんだろうか？