普通のあなたと片目の私
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高校生になるとさすがに幼稚なからかいは無くなった。
「不自由だよね」
「痛そうだね…そんな眼帯して。」
「大丈夫?」
気にかけてくれる人が大半いた。
でも、
――言葉は違えど皆語ることは全部同じ。
誰も私を見ようとはしない。
「わざわざ気にかけなくて良いから。」
そう言うと私を気にする人は居なくなった。
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