普通のあなたと片目の私

大木の下で



「嫌な思い出、思い出しちゃったなー…」




よく眠った。……あんまり眠れた気がしないけれど。



大学を昼間に飛び出したのにもう日が暮れていた。




「どんな思い出?」




「………!?」




―――驚きすぎて声も出なかった。
< 19 / 256 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop