普通のあなたと片目の私


山田さんと別れて体調の優れなかった私の異変に真っ先に気づいたのはお母さんだった。




「…まさか…あなた、山田さんと…?」




お母さんは慌てて病院へ私を連れて行った。



そうして私のお腹に赤ん坊が居ることを知らされた。




「おめでとう、美雪。」




「…私なんかが…産んでも良いの?」




「産まなきゃダメよ。」




そうしてお母さんは私の携帯から山田さんのお母さんに連絡をした。
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