普通のあなたと片目の私


「美雪っ……!」




あぁ……この声は。




「山田さん……」




私は龍騎の手を握って山田さんの元へ駆け出した。




「美雪、会いに来た……」




そうして山田さんは私を抱きしめた。




「山田さん……龍騎も…」




すると山田さんはすぐに屈み込んで龍騎の目線に合わせる。




「……龍騎…俺がパパなんだ…」
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