普通のあなたと片目の私


講義も無事終了し、また私は公園へと足を運んだ。




「へぇー…話せる人が出来て良かったね、美雪ちゃん。」




山田さんはそんな感想をもらした。




「七海さんは…どこか山田さんと似ている所があります。」




「七海……?」




「ご存知なのですか?」




「いや……気のせいだ。何でもないよ。」




山田さんははぐらかした。
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