あなたの中心軸は私です。




「キスだよ。接吻ってやつだよっ」

ニヤニヤと笑いながら徐々に私の逃げ場を詰めてくる。

背中を汗が伝うのが分かった。

「それは、ちょっと...。」

断るともっと無理難題なことを言ってきた。

「じゃあ、脱いでくれよ」

耳を疑ってしまう。

「む...無理で、す...」

牛乳の入ったパックを中身が出ちゃうんじゃ、というほど握った。




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