あなたの中心軸は私です。




「もう選択肢あげねぇよ?脱げないならキス、キス出来ないなら脱げ」

なんて理不尽な。
私もバカだったと後悔した。

「どっちも出来ません...」

語尾がだんだん小さくなってしまうのは仕方がないと思う。

すると、痺れを切らした不良が私の肩をガッ、と勢いよく掴んだ。

「いたっ...」

掴まれた肩と、壁に叩きつけられた背中の痛みが一度にきた。





< 18 / 63 >

この作品をシェア

pagetop