蝶響




湊は遠くへ引っ越しするという設定で、蝶響を出ていくことになった

あたしも一緒に行くつもりだったけど、湊が許してくれなかった

「お前は此処で幸せになれ。お前を守れなくちゃ、俺が響に行く意味がわかんねぇ。俺の分までアイツらの面倒をしっかり見てやって」

「いやだよぉ~湊…行かないで…」

「ほら、笑って。俺の次の総長は、お前に任せようと思う。総長が泣いてちゃカッコ悪いだろ」

そう言って、優しく涙を救ってくれた







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