蝶響



――バキッ

――ドカッ

次々と雑魚を倒しながら、湊の元へ向かう


道が開けて湊の顔が覗いたとき、やっぱり思う


昔の湊は何処に行ったのだろうって…

あの笑顔は、優しさは、何処に消えたのだろうって…


あいつが奪ったんだよ

皆から、本当の湊を

でも、そのきっかけをつくったのはあたし

だから、けじめをつけるのもあたし


みんなの為に…

湊のために…

そして、あたしのために・・・






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