蝶響




銀色の何か・・・

あたしにはしっかりと銀色に光るソレが見えた

でも、みんなは湊の殺気に負けていてソレに気付いていない


雨嵐達が湊の気を引いている隙に、あたしは気配を消して、幹部室に向かった

そして、ひっそりと部屋の隅に置かれてる、ある棚の前で止まった

鍵のかかっているその棚に、迷いながらも鍵をさした


ああなった湊を止める方法は、これしかない…

迷っている間にも、雨嵐たちが危ない…


あたしは、みんなを守るために、棚の中からあるものを取り出した

それを隠し持ち、幹部室を後にした







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