蝶響




みんなが湊の所へ駆けつける中、あたしは、ただ呆然と立ち尽くすしかなかった


「湊っ!!死なないよな!?」

「みーちゃん!!僕等を置いてったりしないで」


湊の目がうっすらと開いた

そして、口パクであたしの名前をを呼んだ

俯きながらも湊の傍に行くと、小指を力なく握った







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