蝶響



「2-Sって特別なクラス?」

「あぁ。頭脳明晰・運動神経・容姿・族関係のヤツらだな~
No.2の幹部以上が揃ってるから気ぃつけてな」

「(チッ)れーちゃんめ、覚えとけ(黒笑)」
族に関わらないようにするか

「(怖ッ)あっあ~もう教室着くからな、呼んだら入って来いよ」
そう言ったしょーちゃんは、教室へと入って行った


―――ガヤガヤ

「静かにしろ~」
ホントうるさいな…

―――ガヤガヤ

「てめぇら、俺にはむかうとはイイ度胸してんな~(殺気)
今日は転校生が来る。華乃、入れ」
あーあ、みんな黙っちゃったよ…
あんな殺気でビビるなんて、みんなまだまだだな~

そう思いながら、あたしも教室に入る

「華乃、自己紹介」

「響 華乃。よろしく」
簡単すぎたかな…

「ちょー地味じゃね?」

「女っつーから、可愛い子期待してたのに」
クラスの男子の声・・・

好きでこんな格好してるんじゃないけど
メガネなんてつけたくなかったし

いや、可愛くないのはわかってるよ?
でも地味はないよね・・・
いくらなんでも、ヒドすぎないか?





《2012.5/10までに、ここまで読んでいただいた方、「蝶響」の内容を少し書き直したので、時間があれば初めから読み直していただけると嬉しいです 
by華莱》













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