蝶響
次の日、あたしが登校してくると、みんなからの視線が痛かった
「ブス」
「鏡見直して来い」
浴びされるのは、あたしの容姿を侮辱する言葉たちと、気持ち悪い耳障りな笑い声
でも、あたしは気にしない
きっと、仲間と「さよなら」した時より辛いことは、この先ないと思うから
こんなの、ちっとも痛くも痒くもない
それに、いちいち気にしてたらきりが無いもんね
でも昨日はこんなこと無かったから、きっとあの2人は何か特別なのかもしれない