蝶響





そんなこんなで午前の授業が過ぎ、お昼休みとなった





あたしが、裏庭に行きお昼を食べ戻ってくると、教室の雰囲気がなにか違った

そう、あの窓際の席5つの内4つに人が座っていた
しかも、4人は他の不良とは違うオーラを放ち、やっぱり、そこだけが異空間なのは変わりなかった

「何で女がいんだよ??」
居ちゃわりぃーかよ

あたしの気配に一番早く気付いた紫髪に黒メッシュが入った大きな男が、心底いやそうな顔をしてそう言った

それと同時に、その周りにいた他の3人と元・雄が、一斉にこっちを向いた








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