蝶響





瑠璃だってバレずに倉庫に行くには、やっぱりハルが居ないことに限る

「ごめんね、だから行けないんだ」

「そっか、じゃあこっちも考えてみるな」

「ありがとね」
よかった・・・
まずは、一安心かな





―――なんて思ったのもつかの間





もう夏休み近い今まっただ中、

このとき、あたしに第1の波がもうすぐそこに押し寄せていた





・・・事件がいつ起きるかなんて知らない

それは、誰もわからない







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