蝶響




―――――




晴流が瑠璃さんを見つけた時、俺の過去と重なって見えた



だから、

走り出そうとした晴流を、何も考えずに止めてしまったんだ




俺みたくなってほしくなかったから


傷ついてほしくなかったから






< 65 / 261 >

この作品をシェア

pagetop