あいつのもの
壇上に上がった悟さんは一礼してスピーチを始めた。
「皆様、本日から社長に就任しました。若輩ではありますが神藤グループを今まで以上に躍進させるべく頑張って行きます。」
堂々としたその姿に皆見惚れ、拍手が鳴り響く。
王子スマイルで拍手を受け止め、次に放たれた言葉に菜緒の人生が決まってしまった。
「私事ですが、最愛の人、婚約者を紹介します。久光 菜緒さんです。菜緒、おいで…。」
……。
一瞬で周りの音が消える…。
ぼんやりしていたら壇上から悟さんが降りてきて、私を連れて行く。
「彼女とともに頑張って行きます。暖かく見守って頂きますようよろしくお願いします。」
操り人形のように礼をし、両親達の元に戻るとおば様達に抱きしめられた。
「皆様、本日から社長に就任しました。若輩ではありますが神藤グループを今まで以上に躍進させるべく頑張って行きます。」
堂々としたその姿に皆見惚れ、拍手が鳴り響く。
王子スマイルで拍手を受け止め、次に放たれた言葉に菜緒の人生が決まってしまった。
「私事ですが、最愛の人、婚約者を紹介します。久光 菜緒さんです。菜緒、おいで…。」
……。
一瞬で周りの音が消える…。
ぼんやりしていたら壇上から悟さんが降りてきて、私を連れて行く。
「彼女とともに頑張って行きます。暖かく見守って頂きますようよろしくお願いします。」
操り人形のように礼をし、両親達の元に戻るとおば様達に抱きしめられた。