何でやねんっ!
ていうか今日きめてすぐに寮にはいれるわけないやろ


やっぱりアホや
まぁ断られればあきめるやろ


「たーちゃん」


「遼どうした?」


寮の管理人タツムさん。通称たーちゃん
23、4のお兄さん、みんなから結構したわれてる


お願いやからたーちゃん断ったってや


「千夏先輩がな、寮入りたいんやて」


「へぇ、彼女か」


「んなわけあらへんやん」

たーちゃんまで言うんかなんやたーちゃんも宮古も


「まぁ1人くらいならいいよ」


「はぁ?正気かたーちゃん!千夏先輩方向音痴やぞ?仕事増えるで」


「方向音痴じゃないもん迷子なだけっ」


ぶっとたーちゃんは吹き出した。
ほら、だから断ったってや


「まぁ千夏ちゃんは遼にまかせるよ」


おい、おいたーちゃん!それは死刑宣告か?
ていうかそっち!寮のほうやんけっ


「ストップ!たーちゃん!親に相談とかさせへんのかっ」


俺を無視して歩く二人の前に出る


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