ピュアらぶストーリー。
第二章
一週間彼氏
あの後与鈴が鳴り、また少し話してから高橋くんに教室まで送ってもらった。
去り際に「じゃあ実結、また放課後な!」って笑顔で爆弾発言を残していった高橋く…翔太くんに、クラス中の女子が私の周りに集まってきた。
「高橋くんとどういう関係なん!?」
「実結って呼ばれてたやん、もしかして2人付き合ってるん!?」
何人かの女子は質問攻めして、残りの女子はその後ろできゃーとかわーとか、悲鳴にも似た声を出していた。
私がなんて答えていいのかわからずアタフタしていると、授業開始のチャイムと共に、席につけーという日本史の先生の声が聞こえた。
渋々女の子たちは席に戻っていったけど、納得できないというような顔をしていた。