甘い無口な彼氏



「と、透弥くんありがとう」


正直、味はよく分からなかった。


「ん」


透弥くんは受け取り、また飲み始める。
周りの人の顔は見れなかった。



ーーー……



「それじゃ」


カフェを出て、家まで送ってもらった。


「また明日!おやすみー」


私は透弥くんに手を振って、家に入ろうとした、けど。



「比奈」



そう言って透弥くんは私の手を引いた。
から、私は透弥くんに抱きしめられる形になった。



「と、透弥くんっ…!?」


「ん」


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