甘い無口な彼氏
ーーー……
比奈を家まで送り届ける。
「また明日!おやすみー」
そう言って家に入っていく比奈を、無意識のうちに引き留めていた。
小さな体は、俺が少し力を入れて引くだけで俺の胸に倒れてくる。
離したくなくて、比奈を抱きしめると急に暴れ出す。
きっと恥ずかしいんだろう。
こういう時の比奈は何を考えてるかすぐに分かる。
俺を比奈が呼んでるから、比奈と目線を合わせる。
すると、比奈は顔を真っ赤に染めた。
なんか、飛んだかも。
気付いたら俺は比奈にキスをしていた。