君に逢えたら
罪悪感？
利用？
何を言ってるの？
「川島があの時のこと覚えてくれてたから、
お詫びって言えば来てくれるって思ったんだ。
また普通に友達になれたらなって。
未練がましくて気持ち悪いよな。」
元崎は笑っていた。
見覚えのある悲しい笑顔。
「ごめん。俺さ、本当にあの時のこと気にしてないから。
むしろ３日も付き合えてラッキーって感じだったし。」
ゆきは何も言えずただ固まっていた。言葉が出てこなかった。
一緒だ。あの時と。
