【短】可愛い彼女
「萌華が逃げるからだぞ」
「けーくん…ごめんなさい…」
「わかったらいいよ。手当てしよ」
すんなりうなずいた萌華
「ヒャッ…ぅー」
消毒液の痛みと戦う萌華
「頑張れ。あと少しだ………よし、終わり」
「けーくん?お家帰る」
「どうした?眠いの?」
「けーくん抱っこ」
「いいよ」
よいしょっと
「もかねむい」
俺の胸に顔を埋めたまますぐに寝てしまった
何て自由な彼女なんだ
俺は萌華を抱っこしながら学校をあとにした
可愛い俺の彼女の話