★ 理想のコイビト ★
「うーん…」
「ファッション誌でも見て勉強すれば?」
「もうした。」
「だろうな。」
即答する俺に、あっさりと返す恭一。
さすが親友というべきか、いや、俺の繭への愛が筒抜けというべきか、とにかく、俺は普段読まないファッション誌を片っ端から買い漁り、読み漁った。
「でも、」
「繭ちゃんの好みが分かんねぇんだろ?」
「……はい。」
俺はガクッと項垂れた。
「ファッション誌でも見て勉強すれば?」
「もうした。」
「だろうな。」
即答する俺に、あっさりと返す恭一。
さすが親友というべきか、いや、俺の繭への愛が筒抜けというべきか、とにかく、俺は普段読まないファッション誌を片っ端から買い漁り、読み漁った。
「でも、」
「繭ちゃんの好みが分かんねぇんだろ?」
「……はい。」
俺はガクッと項垂れた。