年下男子注意報!!2
「本当バカ若菜。冗談だっつーの。本気にすんな。」
私を睨んでため息混じりにそう呟く麻野くん。
冗談に聞こえる冗談を言え!!
「.....。」
私も同じように麻野くんを睨む。
長い沈黙。
ううっさすがに睨み疲れてきた。
「お前の表情なんか暗い。」
「え?」
突然、真面目な声でそう言う麻野くん。
きゅっ急になにさ.....?
「最近、お前の表情が暗いんだよ。何で?」
暗いって言われても....
私はとりあえず自分の顔を触りまくる。
「はぁー。そのリアクションじゃあ自覚なしみたいだな。」
ため息を漏らして少し屈み私と目線を合わせる麻野くん。
え?
どういうこと?