年下男子注意報!!2
「っ!!?」
一瞬だけだけど物凄い殺気。
ここにもし私と空ちゃん以外誰もいなかったら確実に殺されてる!!
殺人鬼愛に匹敵....いや、それ以上!!
「な〜んちゃって♡冗談ですよぉ!!先輩!!そんな顔しないでください!!」
いつものようにニコニコ笑い私の頭を撫でる空ちゃん。
じょっ冗談にしてはハイクオリティ。
ハリウットレベルの演技力。
「ははっ、本当に殺されるかと思っちゃったじゃんかぁ〜。やっ止めてくれよ〜。おばさんを驚かせないでよ〜。短い寿命がさらに縮んじゃったよ〜。」
とりあえず、スマイルスマイル。
「もう、先輩可愛すぎです!!騙しがいがあります!!」
「もう騙さないでね、うん。本当に寿命縮むから。」
本当に怖いから止めようね。
「あっ先輩!!私、次移動なのでそろそろ失礼します!!」
空ちゃんはいきなりそう言うと一礼をして走り去って行っていた。
嵐が過ぎた。