年下男子注意報!!2
僕はかなり面倒くさそうに柊 空の方を向く。
「あのね、若菜先輩がね、今日から愛先輩の家に泊まるから今日は一緒に帰れないってぇ!!」
「.....ふーん。」
僕の前でかなり甘い声で喋る柊 空。
うざいなぁ。
てか、コイツよく僕に嘘なんてつけるよね。
僕を騙そうなんて何十年かけたって無理でしょ。
「伝えたからね!!じゃあーね!!日向くん!!」
タッ
僕にそう言って走りだす柊 空。
あれ?
うざ絡みなし?
「忘れてた!!」
くるってこちらに振り向いて叫ぶ柊 空。
「先生が呼んでいたよ!!なんか手伝って欲しいことがあるんだって!!」
「......。」
手伝って欲しいことって.....
「これは日向くんにしか出来ないって騒いでたよ!!じゃあーね!!」
そう言って本当に柊 空はどっかに行った。