年下男子注意報!!2



「はぁー。何で僕がお前なんかと....。」


「それはこっちの台詞だ。」


僕は今、麻野 涼と一緒だったりする。


先生が僕に押し付けてきた仕事はこれだ。


「麻野〜、朝霧〜もうちょっといい先輩、後輩みたいな感じを出してくれないかなぁ?先生の目の錯覚かもしれないけど二人が見つめ合ってるんじゃなくて睨み合ってるように見えるんだけど......。」


「目の錯覚ですよ。先生。俺と朝霧くんは睨み合ってなんかいません。」


カメラを片手に僕たちにそう声をかける先生と先生にふわりと笑うエセ王子。


ここは麻野 涼のクラスの教室。


学校案内のパンフレットの写真を取るために僕はここに呼ばれていた。


本当は面倒くさいからその辺の人に押し付けようとしたんだけど....


『朝霧!!見つけたぞ!!事情は聞いているな?行くぞ!!我が校きっての美少年!!』


『えっ!!?ちょっと待ってください!!写真撮影ならこの子が引き受けるって....。』


『さーいい絵を撮るぞぉー!!』


みたいな感じで強制連行。


着いてみればこいつがいるし、設定なんて聞いてみればわからない所を先輩に聞く後輩とか言ってるし....。







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