年下男子注意報!!2
あ、そうそう。
日向と言えば、この前の日向は超絶怖かった。
かなり怖かった。
それは空ちゃん逮捕のニュースを見たときのこと.....
『あーあ。僕が警察だったらアイツを死ぬまで苦しめることが出来るのに。』
と、物凄い魔王様な日向が呟いていらっしゃいました。
いやいやアナタの警察像なんかおかしくない?
苦しめるってどういうことだよ。
ガラッ
扉が開く音が聞こえる。
誰だろう?
そんなことを思いながら扉の向こうを見つめる私と愛。
「.....翼くん。」
部屋に入って来たのは右肩を包帯で固定している翼くんだった。
「アタシちょっと何か買って来る。」
何かを察したのか愛はベッドから立って部屋を出る。
「「......。」」
黙ったまま私に近づく翼くん。
そんな翼くんを黙って見つめる私。
なっなんだろうこの空気....。