年下男子注意報!!2
「うん。」
納得いかないって感じで頷く翼くん。
不謹慎ながら可愛いと思った。
だって仕方ないでしょ。
翼くんは女の子に間違えちゃうくらい美少年なんだよ?
毒舌じゃなかったら絶対可愛いと思ってたし。
「バカだから大丈夫か。」
「.......。」
あれ?
可愛くないぞ?
てか、バカ?
「バカ面。」
ぷに
翼くんは元の毒舌うさぎに戻って私のほっぺをツネっていた。
優しく微笑んで。
「......っ。」
前言撤回。
元になんか戻ってない。
前はこんな風に微笑んだりしなかった。
「何?見すぎなんですけど。」
「見すぎてません〜。私が見すぎちゃうのは日向オンリーですぅ〜。」
私のほっぺをツネる翼くんの手を思いっきり叩く。
見すぎたんじゃありません。
ちょっと考え事してただけですから。