年下男子注意報!!2
どれくらい可愛らしく接客をしたのだろう?
若菜氏はかなり疲れました☆
「若菜ちゃ〜ん!!」
「こっち来てよぉ!!若菜ちゃ〜ん!!」
聞こえる数多の私を呼ぶ声。
はぁー。
「は〜い♡今、行きま〜す♡」
うえぇぇぇぇ。
語尾に♡とか気持ち悪い!!
でもこれも仕方ないのである。
『語尾に♡をつけること。いい?』って愛様に言われました。目が笑ってない愛様に。目をギラギラさせている愛様に。
「若菜ちゃ〜ん!!やっと来てくれた!!」
私の目の前に座るのはガラの悪い男二人組。
一人はギシギシ髪の金髪。
もう一人はスキンヘッド。
よし、きんぱとお坊さんと名付けよう。
私はさっきから私を呼ぶお客さんに勝手にニックネームをつけている。
こーでもしないと暇でやってらんない。