年下男子注意報!!2
「ヤッヤンキー!!?」
白い紙に大きく一文字。
ヤンキーってちょっと待ってよ。
そんな人いないよ。
いたとしても声なんて怖くてかけられないよ。
ん?でも待てよ?
そうだよ!!
「夏樹!!」
私は急いで夏樹のところへ向かう。
「お?どーしたぁ?若菜何引いた....」
「一緒に来て!!」
「へ?おっおい!!」
戸惑う夏樹の腕を掴んで走り出す私。
そしてそのままゴール。
「おっと!!一着は遅刻して来た中原さんだぁぁぁ!!」
ゴールした私たちにそう言いながら近づいて来るマイクを持った人。
「いや〜。本当に速かった!!紙を見たあとの中原さんの動きは本当に速かった!!まだ誰も帰って来てないですよ〜!!」
確かにマイクを持った人の言う通り誰もここには帰って来ていない。
未だに悲鳴をあげている人だっている。
「さて、中原さんが引いたお題は.....」
マイクの人は私に目で合図をする。
あぁ、紙を出せね。
マイクの人の視線を感じでマイクの人にお題の書いてある紙を渡す私。