年下男子注意報!!2


さて、愛さんが唯一出る競技、玉入れも終わりいよいよ体育祭も終盤。

体育祭の花形競技、色別リレーが始まります。


色別リレーに出るのは健斗、夏樹、そして.....


「きゃぁぁ ♡日向くん、頑張ってぇぇ ♡」


「日向くぅ〜ん ♡」


そう皆さんのアイドル日向です。


ちなみに私はそんな女子たちのせいで前に行けず少し離れたところで愛と一緒に観戦するつもりです。


「ありがとぉ〜♪頑張るねぇ♪」


女の子たちに可愛く答える日向。


赤いハチマキを頭に巻く日向は本当に可愛い。

てか、何をやらしても可愛い。


日向は赤組のアンカー。

始めの方に夏樹たちは走る。


ちなみに色別の走る順番は学年どうこうじゃなくて足の速さらしい。

ガチだもんね、うん。


「位置について〜。」


赤組と白組の第一走者の横にピストルを持った人が立つ。


「よーいドン!!」


パンッ


「行けー!!赤組〜!!」


「白ぉぉ!!」


スタートのピストルが鳴り響くと共に第一走者は走りだし、各チームを応援する歓声がグランドに響き渡る。


第二走者は夏樹。

赤組は負けてる。


「夏樹ぃぃぃ!!行けー!!」


夏樹は私の声に気づいて私の方にガッツポーズ。


そして....


「行くぞぉぉぉ!!」


バトンをもらった瞬間、白組との距離を縮め出す夏樹。










< 203 / 225 >

この作品をシェア

pagetop