pierce,prince



「俺、仕事行ってくるな!」



『うん。無理しないでね…』



「海も授業サボんじゃねーぞ?」



『あたしは葵とは違うから
サボりなんてしませんよーだ!』




そうかって小さく笑って
葵は迎えにきた車に乗って
颯爽と行ってしまった。



『…葵───‥』


やっぱりあなたは
あたしには遠すぎて…
まぶしすぎて…



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