一番近くの好きな人
気持ち
side真琴
暑い!
梅雨の季節だから
蒸し暑いよぉ
「涼ちゃん、エアコンつけない?」
「あぁ...
まだ掃除してないからなぁ…
扇風機で我慢して」
回っていた扇風機の首を
私の方に固定する
「あ、ありがとう
涼ちゃんも暑いのに」
「良いよ。俺は慣れてるから」
そう言って読んでいた本で
私の頭を軽くたたく
涼ちゃんは
知らないでしょ
無意識でやっちゃうその癖
めっちゃ私を
ドキドキさせてるんだよ?