太陽がくれた時間
開店準備を始めた冴えない商店街を通り過ぎると、
雑居ビルが立ち入り禁止の看板の向こうに見えた。
クラスのみんなは学校が楽しそう、馬鹿みたい!
クラスのみんなは毎日が楽しそう、嘘みたい!
クラスのみんなは私を無視している。最低!
つまらない、、楽しく生きたい。。
。。。
。。無理だよ。。。
私には。
息苦しさから逃れるように工事用の看板脇の非常階段に腰掛けた。
日射しで暖まった路上の空気が息苦しさに拍車をかけた。
これからもこんなかな?
つらいよ。。
もう。。だるい。。
お気に入りのバッグも持たずに立ち上がった。
天国へ続くはずの階段。
錆びた階段はギシッと鈍い音をたてた。

屋上に降り注ぐ太陽が眩しかった。
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